お家の暖かいや寒いを語る上で、断熱性と気密性がありますが、他にも換気計画というものがあります。今の住宅は24時間換気が義務付けられており、2時間で家の空気が入れ変わる計算です。その際、断熱性と気密性が高くても、例えば冬の寒い外気をそのまま取り込んでいては、その高い性能は活かしきれていないのではないでしょうか。

画像は上飯野モデル

1)熱交換気システムってなに?

一言で言うと「省エネと快適性」を追求した換気システムで、室内の温度をほとんど変えず、一年中快適に過ごせる、またそれにより省エネライフを実現するものです。
直接室温や湿度を制御するのではなく、屋外の温度や室内の温度・湿度の変化に合わせて自動で給排気を調整し、風量や空気圧をコントロールする仕組みです。

2)具体的なメリットは?

①冷房の効きがいい
②冬の換気中も寒くない
③湿気が気にならない
④花粉が気にならない
⑤光熱費が下がる
⑥部屋の空気がきれい
⑦生活臭が感じにくい

以上なかなかの優れもの。
この外気を室温に近づけて屋内に取り込む熱交換気システム。
「な〜んだ、換気扇のことか」とスルーせずに一度立ち止まってご検討されてみてはいかがでしょう。