建築資材の高騰などの理由で、以前より家づくりが難しい時代に「救いの手」とも言うべきでしょうか、2023年度の補助金制度「こどもエコ住まい支援事業」も申請額が予算の97%となる表示が公式のホームページに掲載されていました。

振り返りになりますが、本事業の対象は注文住宅の新築、分譲住宅の購入、そしてリフォームが対象で、オシダホームでは特に注文住宅の新築でご活用頂いておりました。

簡単にまとめますと
①子育て世帯または若者夫婦世帯のいずれかであること
②こどもエコすまい支援事業者と工事請負契約を締結し、住宅を新築する方
③所有者(建築主)自らが居住する
④住戸の床面積が50㎡以上である
⑤土砂災害防止法に基づく、土砂災害特別警戒区域外に立地する
⑥都市再生特別措置法第88条第5項の規定により、当該住宅に係る届出をした者が同条第3項の規定による勧告に従わなかった旨の公表がされていないもの
⑦未完成または完成から1年以内であり、人の居住の用に供したことのないもの
⑧証明書等により、高い省エネ性能(ZEHレベル)を有することが確認できる(どの新築も対象であるとは限らない)

としています。

高い省エネ性能とは

1)BELS評価書
ZEHマークまたはZEH-Mマークが表記されたもの

2)設計住宅性能評価書または建設住宅性能評価書
断熱等性能等級5かつ一次エネルギー消費量等級6を満たすもの

3)長期優良住宅建築等計画認定通知書
長期使用構造である旨が記載された確認書でも可

4)低炭素建築物新築等計画認定通知書
低炭素建築物新築等計画に係る技術的審査適合証でも可

5)性能向上計画認定通知書
性能向上計画に係る技術的審査適合証でも可

6)フラット35S適合証明書および竣工現場検査申請書・適合証明申請書
設計検査に関する通知書および設計検査申請書でも可

オシダホームは、3)の長期優良住宅が標準となっていますので、補助金を活用するために皆様の家の構造や仕様を再検討する必要が無く、通常運転で補助金を申請することが出来ました。

そんな「こどもエコ住まい支援事業」も残りわずか。

2024年度はどうなるのかなぁと思っていたら、国土交通省から2023年8月24日に2024年度「予算概算要求概要」の発表がありました。
恐らく来年も継続と考えてよろしいかと思います。

となれば、今年度間に合わなかったお客様、家づくりのスケジュールを考え、国策を利用することを検討されてはいかがでしょうか。