2025年いよいよ省エネ基準への適合が義務化になります。とはいえ、高い断熱性能を謳うお会社さんにとっては、ビビるようなお話ではございません。2030年にはもう一段階義務化の基準が上げられZEH基準レベルとなる予定であり、着々と準備を進めているお会社さんも一定数存在します。
オシダホームは長期優良住宅が標準で、その認定基準がZEH水準なので全く問題はございません。
さて、本題ですが、2025年に予定されているもう一つの問題がじわりじわりと忍び寄ってきています。その問題とはズバリ「4号特例の縮小」です。
少し複雑な話になりますので、ブログでは簡単にお話ししたいと思います。
一般的な木造2階建てを想像して下さい。
その建物を建てるために、「確認申請」と言う書類を提出するのですが、現行では構造に関する安全性は建築士が検討し、その検討結果は特に提出する義務はありません。
これが変更となり検討結果を添えて提出する形となり、第3者の目に触れるということになるのです。
ところが、これと同時に省エネ性能に優れた住宅は、壁量計算の場合ですが
→ その省エネの目的のために建物が重量化するだろう
→ 地震力が大きくなりますよね
→ 体力壁の量を増やさないといけませんよね
→ どのくらい増えます?
→ 約2倍ほど
→ コストアップと間取りの自由度に影響する
また、柱の小径も適合しないといけません。
途中の細かい話は割愛して、結論から言いますと
→ 太くなります
→ 太くなるとコストアップと
→ 部屋の有効な広さが狭くまります
太くしないという選択肢もあります。
→ その場合は天井高が低くなります
→ 極端な例では天井高さ約1.8mもありえます。
あくまで壁量計算をするお会社さんの話ですが、皆様の家づくりに影響すると思いませんか?
ちなみにオシダホームは許容応力度計算(構造計算)なので、この壁と柱の影響は受けないのでご安心ください。
省エネ住宅の基準を満たさない建物は上記の縛りを受けませんが、2030年にはほぼほぼ省エネ基準を満たすことになるので、少なくともあと7年程ですね。
さて皆さんは、今後近い将来に国が認めなくなる住宅を、今、選ばれるのでしょうか…